どうも、なかのの夫@複業パパです。
この記事は
コンビニ食品って添加物が多くてヤバイって聞くけど、実際どうなの? どのコンビニが一番危ないんだろう?
という、あなたのための記事です。
子育て世代のママ&パパの抱える大きな悩みの1つが、子どもの食生活。
特に「食品添加物」について気にする方は、最近になって一気に増えてきた印象です。
僕もその一人で、自身の体質改善の経験から、家族にはなるべく自然で安心・安全な食事をしてもらえるよう日々、知識を蓄えています。
そんな僕と同じ子育て世代のママ&パパのために、大手コンビニ3社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)で販売されている「おにぎり」に絞り、
- それぞれ、コンビニおにぎりには添加物がどれくらい含まれるのか
- どのコンビニのおにぎりが一番安全なのか(敢えて選ぶなら)
以上の2点について比較して、ランキング付けしてみました。
コンビニでおにぎりを買う際の参考になりましたら幸いです。
※コンビニおにぎりに頼らない「安心・安全な食材が欲しい!」という方はこちらもチェック!
サクッと記事を見たい人はこちら
はじめに・添加物の定義
まずはじめに、この記事でいうところの添加物の定義を明示しておこうと思います。
ここでは、添加物の神様と言われる安部司さんのベストセラー著書「食品の裏側」内にある、以下の記述に則り、添加物を定義しました。
台所にないもの=食品添加物
※出典:安部司 「食品の裏側 ― みんな大好きな食品添加物」
要は、しょうゆ、塩、味噌、砂糖、お酢などの基本的な調味料を除く、普通の家庭にはないものを添加物とします。
「主婦の見たこと・使ったことがないもの」と考えると分かりやすいかもしれません。
なお、「食品の裏側」をまだ読んだことのないママ&パパの方は、絶対に一回はお読みいただくことをおすすめします。
食品添加物のトップセールスマンだった著者がなぜ「食品添加物を否定する側」になったのかが、家族との関わりを通して書かれていて、添加物の恐ろしさがすごくよく解ります。
読むたびに添加物への理解と、食の安全への理解が深まる良書です。
家庭に1冊持っておいて損はありません!ぜひ!
おにぎり安全度ランキングの付け方
続いては、今回の「おにぎり安全度ランキング」の付け方の詳細を書いておこうと思います。
- 比較するのは大手コンビニ3社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)
- 食品添加物は、おにぎりの裏面の「原材料名」内に記載のある物のみをカウントする
- 比較するおにぎりの具は、どのコンビニにもある4種類
※梅、鮭、明太子、ツナマヨ(またはシーチキンマヨネーズ)
…と以上の内容でランキング付けしました。
それぞれ食品添加物の合計数を比較して、「添加物の数が少ないほど安全」とし、1位(最も安全)~3位(最も危険)をご紹介していきます!
添加物が少ない「コンビニおにぎり安全度」ランキング
では、いよいよ添加物の少ないコンビニおにぎりランキングをご紹介します!
総合ランキング
1位:セブンイレブン(最も安全)
具の名前 | 添加物の数 |
---|---|
梅 | 2 |
鮭 | 1 |
明太子 | 6 |
ツナマヨ | 5 |
合計 | 14 |
平均 | 3.5 |
2位:ファミリーマート
具の名前 | 添加物の数 |
---|---|
梅 | 5 |
鮭 | 2 |
明太子 | 6 |
シーチキンマヨネーズ | 7 |
合計 | 20 |
平均 | 4 |
3位:ローソン(最も添加物が多い)
具の名前 | 添加物の数 |
---|---|
梅 | 9 |
鮭 | 8 |
明太子 | 12 |
シーチキンマヨネーズ | 10 |
合計 | 39 |
平均 | 9.75 |
ダントツで添加物に配慮しているセブンイレブン
最も安全なのはセブンイレブンのおにぎりです。
上にある表を見るとわかりますが、セブンイレブンは4種類どの具においても最も添加物が少ないという結果に。
テレビCMでも、「パンにトランス脂肪酸を使ってません」とか「保存料・合成着色料ゼロへ」とかいう表現が多く、添加物への配慮を売りにしています。
実際、ホームページでも「食の安全」に関する専用ページがあります。
このページ内で、トランス脂肪酸低減、リン酸塩不使用、保存料・合成着色料ゼロへ等のコンテンツが用意されてます。
添加物を問題視し減らそうという動きがちゃんと見えるようになってます。
世の中、今や空前の食の安全ブーム。
業界ナンバーワンたる所以は、こういう世の中の新しい流れをいち早く抑える敏感さにあるのかもしれません。
ローソンのおにぎりは添加物がいっぱい!!
逆に最下位のローソンは、全ての具において添加物の使用数がトップ。
平均で9.75種類も使っており、これは1位のセブンイレブンの約3倍の数字です。
かなり乱暴な計算ですが、ローソンのおにぎりを食べると、セブンイレブンの3倍の添加物を摂取してしまうということに…
また、他社では使っていない添加物を使っていたりする等、最も安全への配慮に欠けているように思えます。
各コンビニのおにぎりの添加物の種類
では、ここからはそれぞれのコンビニの4つの具に含まれる添加物の名称と数を、おにぎりの原材料名の写真を交えてご紹介します。
※なお、写真は全て2018年の1月9日、都内のコンビニで実際に販売されているおにぎりを撮影したものです。
セブンイレブン
まずは総合ランキング1位のセブンイレブンから見ていきましょう!
梅:2種類
- V.B1 ※ビタミンB1のこと
- 野菜色素
鮭:1種類
- pH調整剤
明太子:6種類
- 調味料(アミノ酸等)
- pH調整剤
- 酸化防止剤(V.C)※ビタミンCのこと
- ベニコウジ色素
- 酵素
- 香辛料抽出物
ツナマヨ:5種類
- 調味料(アミノ酸等)
- 増粘剤(加工澱粉、増粘多糖類)
- pH調整剤
- グリシン
- 香辛料抽出物(原材料の一部に卵・小麦を含む)
ファミリーマート
続いてはファミリーマートのおにぎり4種類です。
梅:5種類
- 増粘剤(加工デンプン)
- 酒精
- V.B1 ※ビタミンB1のこと
- 乳化剤
- 酸味料
鮭:2種類
- pH調整剤
- 乳化剤
明太子:6種類
- 調味料(アミノ酸等)
- 増粘剤(加工デンプン)
- 酸化防止剤(V.C)※ビタミンCのこと
- 着色料(紅麹)
- 乳化剤
- 酵素
シーチキンマヨネーズ:7種類
- 糊料(加工デンプン、増粘多糖類)
- pH調整剤
- グリシン
- 調味料(アミノ酸等)
- 乳化剤
- 酵素
- 香辛料抽出物(原材料の一部に小麦、大豆、りんごを含む)
ローソン
最後に、最も添加物の多いおにぎりを揃えるローソンの商品4種類を見ていきましょう。
梅:9種類
- 調味料(アミノ酸等)
- 酸味料
- pH調整剤
- グリシン
- V.B1 ※ビタミンB1のこと
- 増粘剤(加工澱粉)
- 野菜色素
- 香料
- 炭酸Mg(原材料の一部に大豆を含む)
鮭:8種類
- 調味料(アミノ酸等)
- pH調整剤
- グリシン
- 酸化防止剤(V.C)※ビタミンCのこと
- ベニコウジ色素
- カロチノイド色素
- セルロース
- 炭酸Mg(原材料の一部に大豆を含む)
明太子:12種類
- 調味料(アミノ酸等)
- pH調整剤
- グリシン
- 酸化防止剤(V.C)※ビタミンCのこと
- 増粘類(加工澱粉、増粘多糖類)
- ソルビット
- ベニコウジ色素
- 野菜色素
- 発色剤(亜硝酸Na)
- 酵素
- ナイアシン
- 炭酸Mg(原材料の一部に卵、大豆を含む)
シーチキンマヨネーズ:10種類
- 調味料(アミノ酸等)
- pH調整剤
- グリシン
- 酸化防止剤(V.C)※ビタミンCのこと
- 糊料(加工澱粉、キサンタン、セルロース)
- 加工澱粉
- 香辛料
- 甘味料(ステビア)
- 乳化剤
- 炭酸Mg(原材料の一部に小麦、さばを含む)
添加物が少ない≠安全
とはいえ、添加物が少ないからといってそれが安全な食べ物かといえばそうではありません!
実は、添加物には「一括名表示」と「表示の免除」という(食品メーカーに都合の良い)ルールが存在し、これは食品表示法という法律で定められています。
「一括名表示」とは?
「一括名表示」は、ラベルに書ききれないものはまとめて書いてもOKという内容で、たとえば、「調味料(アミノ酸等)」というのがその典型例です。
法律で一括表示が認められている「アミノ酸等」は20種類以上もあり、このうち何種類を使っても、「アミノ酸等」と書いてしまって問題ないんです。
「アミノ酸等」と書けば、一見したところ1つだけに見えますが、実際は10種類以上ものアミノ酸が含まれていてもおかしくないんです。
「表示の免除」とは?
「表示の免除」は、それを生産・加工する過程で添加物を使用していたとしても、記載しなくてもOKという意味。
たとえば、ローソンの梅おにぎりに使用されている「しそ入ねり梅」ですが、これを加工する際に、粘りを出すために増粘剤を使っていたと仮定します。
このとき、増粘剤は本来添加物なのですが、あくまで「しそ入ねり梅」を製造する過程で使ったものなので、表示の義務はないんです。
他に、せんべいに使用される醤油に含まれる保存料(=キャリーオーバー)や、食用油を加工する際に使用するヘキサン等の化学物質(=加工助剤)等もあります。
実際には原材料名の表示より添加物は多い!
つまり、まとめると、コンビニおにぎり裏面の原材料表示にある数より、実際はもっともっと多くの添加物が使用されている可能性が高いということ。
これはおにぎりに限らず、加工食品であれば全てに当てはまります。
本当に安全なコンビニおにぎりは存在しない…かも。
ここまでを見てくると考えると、やっぱりコンビニで売られている食品の安全性は決して高いものではないように僕は思います。
今回はコンビニおにぎりをテーマに大手3社を敢えてランキング付けしてはみましたが、極論を言えば、本当の意味で安全なコンビニおにぎりは存在しないと言えます。
あくまでも今回は添加物の少ない順にランキングしただけ。コンビニで売られている食品や飲み物はできる限り買わない方がいいでしょう。
それでもコンビニを利用せざるを得ない状況もありますので、そんな時の参考になったら幸いです。
(※結論:セブンイレブンで買えば、他よりだいぶ添加物は避けられる)
ただ忘れてほしくないのは、添加物は癌や生活習慣病などのもとになり、味覚も狂わせるという研究結果も出ているという事実。
そういうリスクもあることをわかった上で、加工食品を買う際には必ず裏面を見る癖をつけましょう!
安心・安全な食べ物を手に入れるには?
というわけで、添加物を極力摂らないよう気をつけたい方にオススメしたいのが「宅配サービス」です。
※コンビニはそりゃヤバイだろうけど、かといってスーパーで売られている物だってどうなの?と疑問に思う方もいらっしゃると思いますので。
僕(というか妻)が試した中で特にオススメの2社をご紹介します。
① パルシステム(おすすめ!)
一番のおすすめは「パルシステム」。なぜなら、僕の妻が一番使っている宅配サービスだから。
自社で開発した製品がすごく多くて、その中でもユーザーの意見を積極的に取り入れた共同開発ものも多いです。
だから品質が良く、かつ、他の宅配サービスに比べてリーズナブルなのも良いところ。
有機野菜や飼育方法にこだわった豚肉や卵など、自炊派の人にはもちろん、餃子やチャーハン等のお惣菜(冷凍食品)、カップラーメンにも「化学調味料不使用」「保存料不使用」など、安心・安全のこだわりが詰まってます。
男の僕からしてもそう思えるので、実際に注文して、使い倒している妻はそれを感じまくってるようです。
本人に聞いたら、「不満はない」「安いし安心できるからいいと思う」と言ってました。
② 大地を守る会(高い!けどスゴイ!)
「本当に安全なものにはお金を惜しまない!」という方には「大地を守る会」がイチオシです。
僕は、宅配サービスの質は「野菜の品質にどれだけ力を入れているか」を見るようにしているんですが、それが飛び抜けてすごいのがここです。
農薬不使用、有機肥料のみ。除草剤も不使用…という野菜しか取り扱っていません(スゲーな)。
とにかく「安心・安全」へのこだわりがハンパではありません。
それはお試しセット(1980円)を買って食べただけでもわかって、にんじんの甘さと香りの強さがすごかったのを覚えてます(香りが強いから、にんじん嫌いの人は多分かなり苦手なレベル。笑)
その分、価格も高くて、パルシステムの2倍くらいするものもあります…が、生産方法を見ればまぁ納得な感じ。
安心・安全なものを最優先する方は迷わずこれで良いと思います。
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