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お金の知識

実話・今まで確定申告をずっとしていない僕が税務署に怯え→税理士さんに救われた話

無申告 税理士 相談

今まで確定申告をずっとしていないんだけど、ばれないのかな?やばいかな?

はい、めちゃくちゃやばいです。今すぐなんとかしましょう!!
就寝は午前2時。日中は眠気と戦い、税務署の見えない影に怯える。

これを1ヵ月間味わった経験が、あなたにはありますか?

実はこれ、ちょっと前の僕です。

会社に副業がバレるのが怖くて、確定申告を2年サボってきた「無申告」の僕が経験したことです。

もしあなたが2ヵ月ほど前の僕と同じ「無申告」であれば、今すぐ税理士さんに相談し納税すべきです。

この記事では、2年間無申告だった僕が精神的に病み、税理士さんに出会って無事に納税できるまでのリアルな過程をお話しようと思います。

税理士さんを選ぶコツなどもご紹介します!

無申告とは「確定申告をしていないこと」

無申告とは

そもそも「無申告」とは、確定申告していないことを言います。

毎年2~3月に、前年稼いだ金額を税務署に申告して、所得税を支払う義務が僕たち日本国民にはありますが、これを行っていないことですね。

法律で決まっていることなので、当然、違反する(収めない)と罰金が発生します。(以下参照)

期間割合
平成26年1月1日から平成26年12月31日2.9%9.2%
平成27年1月1日から平成27年12月31日2.8%9.1%
平成28年1月1日から平成28年12月31日2.8%9.1%
平成29年1月1日から平成29年12月31日2.7%9.0%
平成30年1月1日から平成30年12月31日2.6%8.9%

※① 納期限までの期間及び納期限の翌日から2月を経過する日までの期間

※② 納期限の翌日から2月を経過する日の翌日以後

※参考元:延滞税の割合|国税庁

ざっくりですが、要は「遅れたら本来払うべき金額の2%か9%くらい多く払わなきゃいけない!」ということです。

僕の無申告歴:2年間ずっと副業を確定申告していなかった

無申告 2年

そして僕もこの「無申告」の期間があったわけです。

それが、2015年と2016年の2年間。それぞれ収益はざっくり以下のような感じ。

  • 2015年:150万円
  • 2016年:240万円

プロフィールにも書いているとおり、アフィリエイトサイトやブログ運営で稼ぎ始めたんですが、当時、副業禁止の企業に勤務していたことが理由で確定申告していなかったんです。

要は、会社にバレるのが怖かったんです。

今になって考えれば、どう考えても税務署にバレる方が怖いんですけどね。

会社にバレても厳重注意くらいで済むでしょうけど、税務署にバレたら犯罪ですから…

思わずゾワッとした確定申告してない人の税務調査体験談2つ

そして迎えた今年(2018年)の2月はじめ。2つの出来事が僕の身に起こります。

① Twitterで見かけた無申告→税務調査の体験談

1つ目の出来事はTwitterで起こりました。

確定申告シーズンに入り、Twitterでたまたまタイムラインに流れてきた、生々しい体験談(どのツイートかは忘れました)を目にしたんです。

  • 無申告を5年ほどやってた
  • 税務署から調査が入って、さんざんな目にあった
  • 家族にも迷惑をかけて、作業に追われてお金の工面にも苦しんだ

…と、そんな生々しい体験談が綴られた記事を目にして、ようやく自分の置かれている状況に気付いたんですね

(気づくの遅すぎ…)

② 知人が税務調査→追徴課税150万円!!

ネットワークビジネス 失敗

さらに追い打ちをかけるように、今度はよく会う知人の個人事業主が税務調査に入られ、追加で150万円の税金を課された話を耳にしました。

こっちは無申告の話ではないのですが、すごく身近な人間に税務調査が入ったというさらに生々しい話に、背筋がゾクッ。

「ヤバイ。どうしよう。」

「次は僕の番かもしれない。地域的には同じ税務署が管轄のはずだし」

…と、これでもう完全に自分事です。危機感でいっぱいになりました。

無申告と税務署の陰がますます怖くなる

税務調査

上記2つの出来事が立て続けに起こった僕は、あまりの心配で精神的に不安定になります。

しかもこの時期は、娘の出産がすぐそこに迫っていた頃。

出産費用の心配はもちろん「お金にだらしない父親」という自分になることを本当に恐れていました。

他にも、

  • 旅行に行っていても頭の片隅に「無申告」のことがあって離れず全く楽しめない
  • 見知らぬ番号からの着信にビビる(実際はゆうパックの配達員の番号でした。笑)
  • 夜、寝付けなくなる(眠れなくなる)
  • 会社でもこっそり無申告関連の情報ばかりを集める

…とこんな有り様。

複業ノウハウとかをTwitterで発信しつつも、実際僕の心の中は「無申告」の3文字でいっぱいの状態でした。

(全く、かっこ悪いったらありゃしない)

耐えきれず、無申告に強い税理士さんを探し始める

無申告 税理士

そしてここでようやく「税理士さんに頼もう」と決心します。

お金の管理も適当で、領収書もなければ通帳記帳もしていませんでしたので、節税ができるのか?延滞金も含めた所得税と出産費用が果たして払えるのか?というお金の心配はありました。

でもそれ以上に、毎日不安で心臓が常にバクバクいってる状態で過ごすなんて、僕には無理でした。

それに、税理士さんは節税のやり方を知ってますし、頼むのに費用はかかったとしても、かかる金額は最小限に抑えられると思ったからです。

(結果としてそうなりました)

合計3社に相談→人柄で選ぶ

で、ネットを使って色々と無申告に強い(と思われる)税理士さんを探しはじめます。

結果、合計3社に相談しましたが、最終的に選んだポイントは「人柄」でした。

※なお、今になって思いますが、税理士さん選びは自分でやらずに「税理士ドットコム」にお願いするのがめちゃくちゃおすすめです。詳しくは後述(気になる方はこちら)!

1社目:年配の税理士さん

まず1社目は、人がよさそうに見える年配の税理士さん。

でも、その予想とは裏腹にメールで相談申込みすると、「とりあえず電話してくれますか」とぶっきらぼうな返信が。

こんなもんなのかなと電話してみると年配の代表税理士が出て、状況を話すと「あーそれだと節税無理ですね満額払うことになります」とバッサリ。

最後に「それでもよければこの住所に◯◯と◯◯を送って下さい。費用は1年あたり◯◯円です」で終了。

ページで堂々と顔出しもされていて、かなり人柄も良さそうな年配の税理士さんという印象だったので、本当に残念でした。

2社目:SEO上位取りまくりの個人でやられてる税理士さん

続いては「無申告」など複数のキーワードで上位表示しているWebにも強そうな個人でやられている税理士さん。

同じ県内だし、ブログで集客しているし、子持ちだしということもあって親近感があって連絡してみました。

最初の問合せに対して返信はあったものの、その内容に不明点があったため、「これはどういう意味ですか?」と質問を返したところ、それ以降全くの返信なし。

その後2~3回、ブログの問合せフォームや、メールアドレスに返信、電話をしたりしましたが一切無視。

でも、その税理士のTwitterはその間更新されていたりと、ブログのプロフィール写真の優しそうな見た目とは真反対の、最低の対応をされました。

名前は出しませんが、この事務所だけは絶対に利用しないことをおすすめします。

3社目:人柄が最高の税理士さん

そして最後にようやく、ぴったりの税理士さんに巡り合うことができました。

まず問合せに対してすぐに電話で折り返しをもらうことができ、すごく丁寧な対応。

大体の収入と、経費になりそうな費用を口頭で伝えたところ、その場ですぐにざっくりとした費用感を伝えてくれて「あ、それならなんとか払えそう」と安心。

そして、領収書がなくても大丈夫という回答にさらに安心。

後日、事務所に伺うと、とても人柄の良い女性の事務員さんが対応してくださり、こちらの状況を細かくヒアリングしてくれた上で、具体的な節税法を提示。

まだ契約も何もしていないのに、しかもとっくに営業時間は終了(夜20時半くらい)していたのにも関わらず、とんでもなく丁寧な対応をしてくれました。

3社目と無事に契約!でも、ここからが地獄だった。

その前の2社の印象がすごく悪かった(特に個人事務所)こともあり、迷わず3社目の税理士事務所さんと契約。

やっぱり最後は「人柄」なんだなーと実感しました。

ようやく信頼できる味方が見つかったところで、「さぁあとは淡々と作業をこなすのみ!」とは意気込んでいたものの、実はここからが本当の地獄でした…

書類集めに奔走。そして地獄の入力作業…

何が地獄かというと、各書類集めと、それを使った経費の入力作業です。

まず書類というのが、

  • クレジットカードの利用明細
  • 領収書
  • 通帳
  • 源泉徴収票

…などです。(他にも車検証や自宅の見取り図など、色々あります)

通帳は未記帳分が多かったので、いちいち銀行で手続きをしなければならずとにかく面倒。会社の昼休みを使ってなんとかこなしました。

源泉徴収票は、僕の場合は転職回数が多い分(今まで5回転職)3社に連絡しなければならず、面倒というか精神的に「いやだなー」というのがありました。

クレジットカードは「開示請求」という面倒な手続きが必要!

クレジットカード 開示請求

そして一番面倒だったのがクレジットカードの利用明細です。

クレジットカード会社にもよりますが、過去1年以前の利用明細を確認するには「開示請求」という面倒な手続きが必要。

要は、利用明細は個人情報に当たるので、法律的な手続きが必要なんです。

具体的な手順は、

  1. クレカ会社に問合せる
  2. 専用の書類を郵送してもらう(1週間~2週間程度必要)
  3. 書類に記入してクレカ会社に戻す
  4. 問題なければ後日、自宅に郵送される(さらに2週間程度)

…というクッソ面倒臭いもの。カード会社にもよりますが、発行までに計1ヵ月弱かかってしまうんです。

僕はクレカを3枚(クレディセゾン、ジャックス、楽天)使っていたので、これが3件分発生。死ぬほど面倒でした。

楽天が一番かんたん!セゾンが一番面倒…

楽天カード 開示請求 方法

ちなみにその3社内で一番簡単だったのは楽天カード。

開示手続きは必要なく、ネットから簡単に申し込めて、過去の利用明細をすべて出してくれ、しかも無料でした。(言うことなし。すごい!)

逆に一番面倒だったのはクレディセゾン。

開示請求にあたって、返信用の切手代まで負担させられた上に、期間も一番長かったです(約1ヵ月)。

この話は、また別の機会に詳しく書こうと思いますが、事業用にクレジットカードを使うとしたら絶対に楽天カードがいいですね。

まだ持っていないなら、ぜひ発行することをおすすめします。

楽天カードに申し込む

経費の入力作業もさらに大変…

無申告 経費

書類の準備だけでも大変なのに、さらに面倒なのは、経費の入力作業です。

これらの書類をもとに、いつどこで何のために使ったものかを、エクセルに入力していく作業が必要になるんです。

しかも、クレジットカード明細や通帳の未記帳分の発行には時間差があるので、一気にやることができません。

書類が届くたびに作業が発生し、終わりがないように思えて、とにかく辛かったです。

僕の場合、子どもを寝かしつけたりお風呂に入れたり等の習慣もあって毎晩遅くにこの作業を行っていたので、毎日眠くて仕方ないし、ブログの更新作業もできないし…

しかもこれをやっても、お金が儲かるわけではなく、むしろ減る。

何かとストレスの多い作業でしたし、自分のお金の管理のだらしなさを大反省しました。

なんとか終了。無事に2期分の申告&納税完了!

確定申告 終了

そんな慌ただしい流れを経て、終わったのは確定申告最終日となる3月15日。本当にギリギリでした。

ただ、結果としては

  • 2015年は赤字だったので申告なし
  • 2016年は無申告加算税なしで済んだ(1万円未満だった)
  • 2017年の所得税も予想の半額以下
  • 税理士費用(決算費用)も最小限(20万円くらい)で済んだ

…という最高のものに。

心配だった娘の出産費用も余裕で支払えましたし、何もいうことありません。

これも、妻がちゃんと生活費を節約→貯金してくれていたこと、税理士さんがとにかく色々とこまめに連絡し節税してくれたお陰です。

本当にありがたい!よかった!!

税理士さんと妻には本当、感謝してもしきれません…

まとめ:無申告を無事に終えて思うこと

そして今、無事に終えて思うのは

  • 無申告は絶対ダメ!(法律的にダメ。精神衛生上も良くない。)
  • 税理士さんはつけておけ!(マジで心強い。自分一人で節税は無理!)

この2つです。(← 当たり前だ!!!!)

なので、今僕がやってることとしては

  1. 税理士さんをつける
  2. MFクラウドでお金の管理をする
  3. 通帳記帳をかならずやる
  4. クレカ利用明細をとっておく
  5. 領収書とレシートをとっておく

…というもの。基本的ですが、すごく大事なことですね。

お金の管理がだらしなかった僕には、本当に良い薬になりました。今回の件がなければ、きっとずーっとこのままだったでしょうし、いつかもっともっと痛い目に遭っていたはずです。

「会社にバレるかも…」と怯えて無申告のままでいるそこのあなた!

会社にバレるよりも、税務署にバレる方が何百倍も怖いですよ!

もしまだ無申告の状態だとしたら、今すぐ税理士さんに相談し、1日でも早く対応しましょう。

補足:会社に副業はバレません!

ちなみに、ここまで何度か触れた「副業は会社にバレないのか?」という点ですが、結果から言うとバレることはありません。

税理士さんにも確認したんですが、確定申告書内の「住民税に関する事項」の欄で、

「自分で納付」

…に○を付けておけば、バレることはまずないとのことです。(下図参照)

会社にバレるのは、住民税を給料から天引きにしてる場合に、急に住民税額が増えたことで怪しまれる…という理由なんだそうです。

それが、この欄で「自分で納付」にしておけば、納付用紙は自宅に郵送されるため、バレるのを防げるとのこと。

僕の心配は取り越し苦労でした。

あとからネットで調べたら、確かに上記のような情報は出てきましたが、税理士さん本人に言ってもらう方がずっと安心感ありますね。

最後に:一番おすすめ!自分にピッタリの税理士さんの選び方

そして最後に、税理士さん選びについてアドバイスです。

今になって思うんですが、税理士さん選びの段階でここまで苦労する必要はなかったなと思っています。

実は、税理士さん探しは3社以外にも、無料で税理士さんを紹介してくれるサービス「税理士ドットコム」を使ってお願いしていたんですが、ここが抜群に使いやすいです。

 

 

税理士ドットコムは、コンサルタントの方に事前にこちらの状況を説明しておけば、適任の税理士さんを何人か紹介してくれるサービス。

しかも、地域や専門分野がもちろん「同じくらいの年代の人がいい」とか「女性がいい」とか、そんな要望まで聞いてくれます。(実際に僕も体験済み)

で、税理士の評価はサイト上に掲載されますし、運営側(税理士ドットコム側)も自サイトの評判を落としたくないので、ちゃんと希望に合った方を紹介してきます。

ちなみに希望に合った人が居ない場合は断られます(以下が証拠メール)。

 

※注:僕の場合、このメールをもらったときには、もうすでに3社目の税理士さんにお願いしようと決めていて、それ以前にかなり無茶な要求(費用5万円くらいでできませんか?)をしたので、上記のように断られました。笑

 

断られたときはすごく残念ですが、それもちゃんとやってくれる証拠なので、僕は好感を持ってます。

問合せも、コンサルタントや税理士さんとのやり取りもメールでできるので、電話で話すのが苦手な人にもいいと思います。

迷ったら税理士ドットコム使っておきましょう。ホント、楽ちんです。

無申告も対応。税理士ドットコムに問合せしてみる

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\ 僕が書いてます /
なかのの夫

会社員×フリーランスの複業家。「パパが本業、会社は副業」がモットーの2児の父。駅徒歩60分の田舎に住み、すべての仕事をリモートワークでこなしています。SEOとSNSを駆使したコンテンツ運営が得意で、ブロガー、プログラミングスクール系メディアの運営、スタートアップ企業のオウンドメディアプロデューサー、SEOライター等を兼任。WordPressやWeb系言語を使ったWebサイト制作もしています。

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