どうも、なかのの夫@子育ち複業パパです。
ソフトバンクが11月から副業解禁だそうですねー。
いやーーー。確実に時代は「専業で働く時代が終了」の方向に向かってますね。(というかもう終了してるかも)
まぁ、憲法で職業選択の自由が保証されているんですから、本来は企業が副業を禁止すること自体が大きな間違いというか違憲なんですけどね。
そんな世の中なので、副業を始めようかなと思い立つ人も増えてくるでしょうけど、副業の定番としてあげられるのがネットワークビジネス。
でも、僕も過去にやったこあるんですが、ネットワークビジネスってほんと難しくて、成功するのって至難の業。
だから(僕も含めて)大抵の人が失敗して途中でやめていくんだと思いますけど、僕が思うに、ネットワークビジネスで失敗する人って大きな勘違いをしてることが多いんです。
ネットワークビジネスから足を洗って、傍から見ている今、それが見えてくるようになりました。
というわけで、今回は僕が実際に体験して実感した「ネットワークビジネスを失敗する人たちに共通する勘違い」をまとめてみました。
これから副業でネットワークビジネスを始めようっていう方、参考にしていただけると嬉しいです。
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1.「売る技術は必要ない」という勘違い
よく、ネットワークビジネスを勧誘されるときに「売る仕事じゃない」みたいなこと言われますけど、あれ大嘘です。
相手に商品をプレゼンして、気に入ってもらって、買ってもらう。
これ「売る」以外の何者でもないですよ。会社勤めの、いわゆる営業職の人の仕事と何ら変わりません。
ただ、買ってもらうのが自分からじゃなくて、ネットワークビジネス会社になっただけ。
それまでの「相手に商品をプレゼンして、気に入ってもらう」までは、いわゆる営業職の人と、本質的にやってることは全く同じです。
自分の前に商品を並べれていれば、勝手にどんどん売れていくわけないでしょ?
相手のニーズを引き出して、それに最適なものを提示して、クロージングする。
こういう技術を身に着けないと、結局ダメなんですよ。
「売る仕事じゃない」なんて大嘘。ネットワークビジネスこそ、「売る仕事」そのものです。
2.「相手のためになる仕事だ」という勘違い
ネットワークビジネスやってる人って「自分のやってることは相手のためになる仕事だ」っていう自負を持ってる人がものすごく多いです。
確かに、一部の人にとってはそうかもしれません。けど、おれはあくまで一部。この世の(少なくとも日本の)大部分の人にとってはそうじゃありません。
さっきの話とも関わってくるんですが、その相手の求めてるもの(ニーズ)がわかならなければ、それってただの「押し売り」なんですよ。
「今、すっごくパスタが食べたい!」と思ってる人に、麻婆豆腐をすすめても「はぁ!?」って感じですよね。
いくらそれがとんでもなく美味しい麻婆豆腐だったとしても、ぜんぜん相手の話聞いてないじゃないですか。それじゃあ相手にとってはただの迷惑です。
ネットワークビジネスやってる人って、たいていがこれやってます。
「誰にとっても必要な仕事だ!!」って勝手に勘違いして、そういうことやってるんですよね。
そんな仕事、あるわけないでしょ、普通に考えて。
で、そういう無茶な勧誘とかすると、本来関係を壊さなくてもよかった友人とか家族との関係にヒビが入るんですよね。
3.「お金が出て行く(投資)リスクがない」という勘違い
「飲食店とか出すのと違って、お金がかからないから、リスク背負わずにやれる」
これも勧誘されるときによく言われます。でも、これも大嘘です。
ネットワークビジネスって、そのメーカーの商品を誰かにおすすめして、気に入ってもらって、買ってもらう仕事です。
でも、自分でもよく知らない商品を、自分でも気に入ってない商品を、相手に「これいいよ」とか言えます?
言える人も中にはいるかもしれませんけど、大抵の人は言えませんよね。
仮に言ったとしても、言葉にぜんぜん説得力がないと思います。
だって、その、勧めようとしてる商品を使ったこともなければ、気に入ってもないんですから。
ってことで、必然、一度は商品を使ってみなければならないわけです。
で、その商品をネットワークビジネス会社から提供してもらえるか?って言ったら、そういうわけにはいきません。
結果、自腹を切って買うことになるんですよね。
そうなると自然に、勧めたい商品が増えれば増えるほど、出費も増えていきます。
それ以前に、中には、在庫をある程度抱えなきゃいけないなんてネットワークビジネスも存在します。
お金のリスクは必ずあります。
4.「働かなくてもお金が入る」という勘違い
たぶん、一番多くの人がしてしまっている勘違いがこれです。
ネットワークを一度築いてしまえば、その後は苦労せずとも、自分が動かなくてもお金が入り続けるって勘違いしてる人、多すぎます。
というかネットワークビジネスに興味を持ったことがある人はほぼ全員がこれじゃないでしょうか?僕もそうでした。笑
絶っっっっ対にそんなことないですよね。
その築き上げたネットワークって人じゃないですか?つまりは人間関係じゃないですか?
人間ほど手間のかかるものってないですよ。
人の気分なんかころころ変わりますから、ビジネスに対するモチベーションは冷めるものですし、その商品だけを使い続けるわけありません。
しばらく連絡取ってなかった友達が、ぜんぜん知らない土地に引っ越してたり、いつの間にか結婚して家族ができていたりとか、経験ありませんか?
こういう、いわゆる「人生の転機」って意外にたくさんあります。
で、そのたびに人って自分のライフスタイル(誰と付き合い、どこに住み、何をして、何にお金を使うか?など)を見直します。
そんな「人生の転機」でなくても、こっちが予想もしない、ふとしたきっかけで、商品を買うのを忘れたりやめてしまったり、ネットワークビジネス自体をやめたりするのはよくあることです。
これを避けるのはほぼ不可能ですし、避けるためには、定期的に連絡を取り続けたり、会ったりしなきゃいけません。
さらにそれとは別に、また新たに勧誘もしていなきゃいけません。
人と人を繋いでいくビジネスである以上、人数が増えていけば行くほど、その手間は加速度的に増えます。
ヘタしたら、会社勤めなんかよりよっぽど時間も手間もかかります。ものすごく働きます。
「働かなくてもお金が入る」のは幻想です。
5.「誰でも成功できる」という勘違い
そしてもうひとつよくある勘違いがこれ。これはちょっと考えればすぐにわかるんです。
ネットワークビジネスというビジネスモデルを取っている以上、成功できるのは一握りの人に絞られるんです。
だってそうじゃないですか。
たとえば、ひとり5人ずつにネットワークビジネスを広めていくとしましょう。
1人+5人=6人です。
で、この勧誘を受けた5人も、またそれぞれ5人に広めていきますよね。
これで、25人増えるので、6+25=31人です。
さらに、これと同じ要領で、ひとりが5人ずつ勧誘していくとすると、10組目で日本の20歳以上の人口に達します。
つまり、物理的に「誰でも成功」はできないんです。
しかも、全員が全員、勧誘されて「やります」と返事するわけないですし、今はSNSとかで「イヤな勧誘された」とかの悪い噂はぐわーーっと広まりますので、勧誘して成功する確率はさらに低くなります。
実際は8組目とか9組目とか、もっと早く上限に達するでしょうね。
それにこれはどんなビジネスにも言えるんですけど、絶対に先に始めた人の方が有利です。
最近はアイドルグループがうじゃうじゃ居ますけど、結局はその先駆けになったAKBとその関連グループが一番売れてるじゃないですか。あれと同じです。
あと、市場規模は決まってるわけなので、誰でも成功できたら、単純にひとりひとりに分配される金額は減りますよね。
仮に市場規模が年間1000億円あったとして、日本国民全員、1億2千万人が成功したとしましょう。
そうすると、一人あたりが年間稼げる額は1000円にもなりません。笑 すっごい乱暴な計算ですけど。
これが果たして「成功」と言えますかね?
いちおう、最後にこれだけは補足!
あくまで僕個人の体験に基づいた個人的な意見なので、参考までに。
ネットワークビジネスで成功している人も大勢居るのも事実なので、そういった方たちを否定するわけでもないですし、これだけ難しいビジネスで成功しているんだから、純粋にすごいなとむしろ尊敬すらしています。
実際、僕が過去にやってたそのネットワークビジネスの成功者の方たちは、人間的に魅力的な人たちが多かったです。
それに、今僕が複業パパとしてある程度稼げているのも、その成功者の方たちに色々と学べたことも大いに関係しています。
ただ、僕が思うにそれなりにリスクもあって難しいものですので、これから何かビジネスを始めようとしている方に事前に知っておいた方がいいであろうことをまとめたつもりです。
参考になりましたら幸いです。